公務員は意外と高い家に住んでいる? 職種別20代のお金の使い方

前回のはたらき世論調査では、年収ごとに20代のビジネスパーソンが家賃・投資・貯蓄などに月々いくら回しているのかをまとめました。

公務員は意外と高い家に住んでいる? 職種別20代のお金の使い方

前回のはたらき世論調査では、年収ごとに20代のビジネスパーソンが家賃・投資・貯蓄などに月々いくら回しているのかをまとめました。

さて、今回は「営業系」「企画/管理系」「クリエイティブ系」といった職種別に、20代のビジネスパーソンのお金の使い方をみていきます。あの職種の意外なお金の使い方が明らかに!?

月収(手取り額)


まずは、職種ごとの月収(手取り額)をみていきましょう。


 


上の表は、Googleスプレッドシートにより作成されています。下記コードを埋め込むと、ブログなどに引用することができます。ぜひご利用ください。





表をみてみると、「営業系」「医療系専門職」がどちらも28万円超えと、高い金額に。

一方、「クリエイティブ系」は唯一20万円を切る結果となりました。しかし「“やりがいのある仕事って? 仕事内容への満足度をランキング!」でクリエイティブ系の職種が上位にランクインしているように、月収は少ないけれどやりがいがあるのがこの職種の特徴といえるでしょう。

家賃(ローンを含む)



次に家賃をみてみましょう。


 


上の表は、Googleスプレッドシートにより作成されています。下記コードを埋め込むと、ブログなどに引用することができます。ぜひご利用ください。





家賃の平均額が高かったのは、「営業系」「技術系(IT・通信)」そして「公務員」でした。とくに、「営業系」よりも「公務員」のほうが家賃にかける金額が高いのは意外ですね!

一方、月収が少なかった「クリエイティブ系」では、家賃は比較的高い金額に。生活空間の充実も、クリエイティブな仕事には重要なのかもしれません。

家賃以外の消費全般



家賃を除いた消費(衣服や食べ物、交際費など)は、次のような結果に。


 


上の表は、Googleスプレッドシートにより作成されています。下記コードを埋め込むと、ブログなどに引用することができます。ぜひご利用ください。





最初にみた月収の平均と、ほぼ対応する結果となりました。

だれかに商品やサービスを買ってもらう職種である「販売/サービス系」のほうが、他の業種に比べて、自らが消費にかける金額が少ないのは、ちょっと皮肉かもしれません。

貯蓄(積立など)



次に、貯蓄額です。


 


上の表は、Googleスプレッドシートにより作成されています。下記コードを埋め込むと、ブログなどに引用することができます。ぜひご利用ください。





「企画/管理系」の貯蓄額が一番高い結果になりました。最下位の「クリエイティブ系」とは、なんと4万7千円近くの開きが!

また、堅実であるというイメージ通り、「公務員」の貯蓄額も高いようです。一方、「金融系専門職」の貯蓄額が比較的低いのはちょっと意外かもしれません。

貯蓄に関しては、「20代のうちから始めないと、5000万円以上の老後資産には届かなくなる」ともいわれます。のちのち後悔しないよう、いまのうちからコツコツ貯蓄していくことが大切なようです。


(参考:「20代からの老後資産形成 いま始めないと5000万円以上足りなくなる!?」)

投資・運用



最後に、投資と運用です。


 


上の表は、Googleスプレッドシートにより作成されています。下記コードを埋め込むと、ブログなどに引用することができます。ぜひご利用ください。






投資と運用は、二極化が顕著。積極的に行っている「営業」「技術系(IT・通信)」「金融系専門職」と、その他の職種との金額の差が非常に大きくなっています。

投資というと、まとまったお金が元手として必要なイメージがありますが、現在は少額から投資が可能なNISAという制度もあります。その意味では、こうした制度を知っているかどうかも、投資にかける金額に関わっていそうです。

(参考:「投資・株を始めたい20代必見! 2014年1月から始まったNISA(ニーサ)を賢く利用する方法」)

まとめ


いかがでしたでしょうか。ぜひ今回の記事と前回の記事(「あなたの家賃は高すぎ? 年収別20代のお金の使い方」)を、自分自身のお金の使い方を見直す際の参考にしてみてくださいね。

※今回の記事では、サンプル数が少なかった「事務/アシスタント系」「士業系専門職」「農林漁業」は調査結果に含んでいません。

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※この記事は2016/11/04にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

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