30代で年収1000万円の割合はどれぐらい?職業や業界も一挙紹介!

30代で年収1000万円の割合はどれぐらいでしょうか?今回は、2021年9月~2022年8月の1年間にdodaが調査したアンケートを基に、30代にまつわる平均年収データを紹介します。

f:id:nojikoji1948:20200607192951j:plain社会人歴を重ね、若手から中堅社員にさしかかってくる30代。同年代の年収がどれくらいなのか気になるのではないでしょうか。実は、30代で年収1,000万円以上の割合はおよそ1%です。

今回は、2021年9月~2022年8月の1年間にdodaが調査したアンケートを基に、30代で年収1,000万円以上の割合や、営業系職種・業界ごとの平均年収をランキング形式でまとめました。

30代で年収1000万以上の割合はわずか1.2%

30代の年収分布

実は、30代で平均年収が1,000万円以上の割合は約1.2%程度しかいません。上のグラフからわかるように、300〜500万円未満の占める割合が過半数を占めています(53.8%)。

年齢ごとの平均年収など、さらに詳細なデータが気になる方は、以下を参考にしてみてください。

>>>30代男性・女性の平均年収はこちら

30代で平均年収1000万円超える可能性のある職種は?

では、30代でも平均年収が1,000万円以上の可能性があるのは、どんな職種でしょうか。以下に、職種ごとの30代平均年収TOP10をまとめました。

30代平均年収ランキングTOP10

医師であれば、30代でも平均年収が1,000万円を超えています。医師以外の5職種も、30代全体の平均年収が約750〜1,000万円近くのため、勤務先や各自の能力次第で1,000万円超える可能性もあるでしょう。

ここから、医師以外で30代平均年収TOP10にランクインした上位5職種に加え、*調査全体で平均年収700万円のMRの概要を簡単に紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

>>>調査全体の平均年収ランキングはこちら

投資銀行業務

投資銀行は、大口顧客を対象に、資金調達業務やM&Aの仲介などを担う金融機関です。銀行業を行なう一般的な「銀行」と異なり、主に証券業を行います。

投資銀行業務の具体例は、株式・債券発行やM&Aのアドバイス、金融商品取引の仲介、市場や為替の動きに関する調査・分析などです。

運用(ファンドマネジャー/ディーラー)

証券会社のファンドマネジャーとは、投資信託の運用を行なう専門家です。運用する銘柄の判断、情報収集や分析、クライアントへの運用報告などが業務として挙げられます。

証券会社のディーラーとは、自社の資金で株式・債券などの売買を行なう専門家です。ファンドマネジャーが長期資金の運用を行なうのに対し、ディーラーは主に短期的な売買を行います。

戦略/経営コンサルタント

コンサルタントとは、企業の経営課題を抽出し、業務プロセスや戦略の見直しをして、改善のための提案・アドバイスをする専門家(仕事)です。戦略コンサルタントが経営における戦略に特化しているのに対し、経営コンサルタントは経営全般に解する解決策を提示します。

営業ー証券

証券会社の営業は、電話や対面で新規顧客や既存顧客に株式や投資信託などの売買を案内したり、資金調達を提案して事業支援したりする仕事です。企業を対象にする法人部門と、個人を対象にするリテール部門があります。

業務改革コンサルタント(BPR)

業務改革コンサルタント(BPR)とは、クライアントの業務プロセス改善に関するコンサルティングを行なう専門家です。クライアント企業の現状を把握した上で、改善案などを提示します。

MR

MRとは、Medical Representativesの略で医療情報担当者のことです。主に製薬会社に所属し、医療関係者に対して自社の医薬品販売や情報提供を行います。

気になる職種の概要については、以下の記事も参考にしてください。

doda.jp

40代・50代では年収1000万超えの割合はどれくらい?

参考までに、40代や50代で年収が1,000万円以上の割合も簡単に紹介します。

40代の年収分布

40代・50代では、30代と比べると平均年収1,000万円以上の割合が増加します。40代では、平均年収1,000万円以上が占める割合が4.1%です。

>>>40代男性・女性の平均年収はこちら

50代の年収分布

50代になると、平均年収1,000万円以上の割合が1割を超えます(12.0%)。300〜400万円未満(17.4%)、400〜500万円未満(16.5%)、500〜600万円未満(13.0%)に次いで、4番目に大きいため、50代になると平均年収1,000万円以上の可能性が高まるでしょう。

>>>50代以上男性・女性の平均年収はこちら

30代営業系職種の平均年収ランキングTOP5は?

続いて、30代営業系職種の平均年収ランキングTOP5を紹介します。

30代営業系職種平均年収ランキングTOP5

1位は「営業―証券」で772万円でした。「営業―証券」は、営業系職種の中で唯一700万円を超えています。

次に、「MR」(687万円)、「営業―医薬品メーカー」(596万円)と、医療に関連する営業系の職種がランクインしています。「MR」は、30代平均年収では「営業―証券」を大きく下回っていますが、全体の平均年収では100万円以上も多いです。

>>>営業系平均年収の詳細はこちら

<関連>
30歳で未経験の人事の仕事に挑戦するって、無謀すぎる?(doda) 

30代の業界ごとの平均年収ランキングTOP5も公開!

最後に、30代の業界(業種)ごとの平均年収ランキングTOP5を確認しておきましょう。

30代の業種別平均年収ランキングTOP5

1位は、「金融」で平均年収519万円でした。30代の業種別平均年収では、「金融」だけが唯一500万円を超えています。

なお、すでに紹介したように、「投資銀行業務」は30代の平均年収が1,000万円に近くで、金融業の平均年収を大幅に上回っています。そのため、金融業界内でも職種によって平均年収が大きく異なるでしょう。

>>>業種別の平均年収ランキングはこちら

平均年収ランキング2022年版もチェックしてみよう!

dodaでは、2021年9月~2022年8月の1年間に弊社の転職サイトに登録した人のうち、正社員として働いている約56万人の平均年収データを、職種別・業種別・年齢別・都道府県別とさまざまな切り口で比較してランキングを作成しています。年収アップを目指す人にとっては、きっと参考になるはず。

気になる人は、以下からチェックしてみてください!

▶最新版はこちら:平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】

【関連記事】
・平均年収ランキング(年齢・年代別の年収情報)【最新版】
・平均年収ランキング(職種・業種別)【最新版】(*)

page top