給料？それとも居心地の良さ？みんなの転職理由をリサーチ！転職理由ランキング【最新版】 - まいにちdoda

今回の調査では、2020年7月～2021年6月の1年間に転職した方のデータをもとに転職理由をランキング形式でまとめました。また、記事の後半では20〜50代の転職理由の違いについても年代別に比較しています。まずは全体の転職理由ランキングトップ10を見ていきましょう。

やっぱり一番は給料？転職理由ランキングトップ10を発表！

転職理由の1位は、「給与が低い・昇給が見込めない」でした。続いて、2位「昇進・キャリアアップが望めない」、3位「会社の評価方法に不満があった」と、人事評価や昇進に関する不満が3位までを占めています。

また、5位には「肉体的または、精神的につらい」、9位には「労働時間に不満（残業時間が多い／休日出勤がある）」がランクインしており、労働環境に対するネガティブな意見もありました。一方で、「尊敬できる人がいない」が10位に入ってはいるものの、人間関係に関する理由は比較的下位となりました。

11位以下を見ると、12位「意見が言いにくい／通らない」「人間関係が悪い／うまくいかない」、15位「ハラスメントがあった（セクハラ・パワハラ・マタハラなど）」といった、人間関係による理由が12位から15位までを占めています。

ほかにも20位「働く場所を変えたい（勤務先が遠すぎる・近すぎる／U・Iターンしたい）」のような環境の変化に関する理由もランクインしています。

20代〜50代の年代別の転職理由はどのような傾向があるのでしょうか。20代〜40代の幅広い年代で1位となったのは「給与が低い・昇給が見込めない」です。一方で、2位以降は年代によってばらつきが見られます。

20代では「肉体的または、精神的につらい」、30代では「昇進・キャリアアップが望めない」、40代では「業界・会社の先行きが不安」、50代では「給与が低い・昇給が見込めない」が2位になっており、業務内容や世代ごとの人生設計、将来を見据えたような転職理由がランクインしています。

今回の調査では、転職理由の1位は「給与が低い・昇給が見込めない」という金銭的な理由、続いて人事評価や昇進に関する不満が多い傾向にあることが分かりました。しかし、20代〜50代の世代別に見ていくと、ライフステージごとの悩みを反映するような結果になっています。

新型コロナウイルスの影響により、リモートワークの推進やWeb会議システムを導入する企業が増えるなど、私たちの働き方も大きく変わっています。より良い職場や将来の自己実現に向けて、転職という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。