20代が選ぶ! 仕事に最も影響を与えた本ランキングベスト10

ビジネスにおいて先人の知恵が詰まった「本」は私たちに多くのものをもたらしてくれます。新しいことにチャレンジするとき、仕事でつまずいたとき、本を手に取るという人も多いはず。

20代が選ぶ! 仕事に最も影響を与えた本ランキングベスト10

ビジネスにおいて先人の知恵が詰まった「本」は私たちに多くのものをもたらしてくれます。新しいことにチャレンジするとき、仕事でつまずいたとき、本を手に取るという人も多いはず。

そこで、今回は20代の男女1,500人に、「最も仕事に影響を与えた本」についてアンケートを実施。票の多かったものをベスト10形式で投票理由のコメントとともに発表します。

 

1位 7つの習慣―成功には原則があった! (スティーブン・R・コヴィー)


※前回調査:4位
本の概要
日本では1996年に発売。世界でおよそ3,000万部、日本で150万部の売上げを記録した名著。自分を変えるための指針が「7つの習慣」として明示されているのが特徴。コヴィー博士の提唱する「7つの習慣」の普遍性が大きな支持を集めている。

投票理由
「仕事や人生、人との接し方など、考え方に大きな影響を受けた」(営業職/男性)
「教育係をしてくれた上司にすすめられ読みました。仕事の上だけでなく、普段の考え方もまた明瞭になるようでした」(企画管理職/女性)
「普段の考え方が変わった本。結果に対する感じ方は自分で決められるというのが、一番の気づきだった」(化学・食品・医療専門職/男性)

2位 金持ち父さん貧乏父さん(ロバート・キヨサキ)


※前回調査:2位
本の概要
ロバート・キヨサキ氏自身が、父と幼少時代からよく知る2人の人物を観察し、構築した経済論。金持ちになるためには、たくさん稼ぐ必要があり、持ち家こそが資産だ…という常識を揺るがす、「お金」との向き合い方が記されている。投票理由にも「お金」に関する常識の価値観が変わったことを示すコメントが多く寄せられている。

投票理由
「お金や資産というものを、本当の意味で理解するのに役立った」(企画管理職/男性)
「生き方、働き方の既成概念がとっぱらわれた」(営業職/男性)
「会社勤務による収入だけではなく、幅広く収入の道を作ることで、会社もうまくいくし投資もうまくいくということを気づかせてくれた」(企画管理職/男性)

3位「20代」でやっておきたいこと(川北義則)


※前回調査:3位
本の概要
「仕事」「勉強」「遊び」「読書」「友人関係」「家族」「お金」「一人の時間」…など。生きてゆく上で、20代は何を大切にするべきかを論じている。投票理由には鼓舞するような文章に力づけられたといった趣旨のコメントが多く寄せられていた。

投票理由
「仕事に対してのモチベーションを上げてくれた」(モノづくりエンジニア/男性)
「もっと仕事を頑張ろうと思った。1日ずつ目標を立てて、そこに向かって生活するようになった」(販売・サービス職/女性)。
「今の自分がやるべきことが分かりやすく書かれていた」(企画管理職/女性)

4位 海賊とよばれた男(百田尚樹)


※初ランクイン
本の概要
『永遠の0 (ゼロ)』の原作者、百田尚樹によって書かれた、出光興産の創業者・出光佐三をモデルにしたノンフィクション小説。敗戦からわずか8年後、日本の小さな石油会社が、イギリス海軍相手に抵抗した「日章丸事件」がテーマ。投票理由では勇気ある主人公の行動に感銘を受けている人の声が目立った。

投票理由
「これからの仕事をどうこなすか、これからどう生きていくかを考えさせられた本」(ITエンジニア/男性)
「チャレンジすることの大切さを学んだ」(営業職/男性)

5位 夢をかなえるゾウ(水野敬也)


※前回調査:8位
本の概要
ダメダメなサラリーマンの前に突然現われた、関西弁を喋るゾウの姿をした、ぐうたら神様ガネーシャ。成功するための方法を、笑いを交えながら教える実用エンターテインメント小説。投票理由では、軽快な物語に引き込まれた読者の声が多く寄せられていた。

投票理由
「一日一日を大切に生きようと考えさせられる本だった」(化学・食品・医療専門職/女性)
「今の自分がやるべきことが分かりやすく書かれていた」(企画管理職/女性)

6位 心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣(長谷部誠)


※初ランクイン
本の概要
サッカー日本代表のキャプテンを務める、長谷部 誠選手。彼がいかにしてチームを勝利へと導いたのかを記す、実践的メンタルコントロール術が書かれている。投票理由では、具体的なメソッドに影響を受けたという声が散見された。

投票理由
「整理整頓は心の掃除になると学んだ。気分がよくないときは、部屋や自分の机の上を整理するようになった」(建築・土木系専門職/男性)
「どんな状況でも落ち着いて対処することの大切さを学んだ」(企画管理職/男性)

7位 人を動かす(デール・カーネギー)


※前回調査:9位
本の概要
1937年に初版が発行された、長きにわたり親しまれる自己啓発本の大ベストセラー。社会人として持つべき心構えや社交術を、実例をもって説得力豊かに説き明かしている。投票理由では、人を変えるための行動術が分かりやすく、人心掌握のテクニックとして参考にしているとの声がいくつか挙げられている。

投票理由
「いかに人を能動的に動かすかということが分かりやすく書いてある。部下に教えたりするときに役立った」(営業職/男性)
「理不尽な要求をしてくる仕事相手に悩まされていたときに、『たとえ泥棒でも自分のやったことは正しいと思っている』という一文が出てきてハッとした。それから仕事相手への対応方法を変えるようになった」(企画管理職/女性)

8位 生き方 -人間として一番大切なこと(稲盛和夫)


※初ランクイン
本の概要
二つの大企業・京セラとKDDIを創業した著者が、その成功の礎となった人生哲学をあますところなく語りつくした名著。投票理由には、仕事のみならず人生訓として役立ったという声が多く寄せられていた。

投票理由
「人生におけるモノゴトの考え方や視点の持ち方など、多くの気づきを得られた」(営業職/男性)
「仕事というより人生観や人としての道徳、倫理観など色々な気づきがあり、役立った」(販売・サービス職/女性)

9位 置かれた場所で咲きなさい(渡辺和子)


※初ランクイン
本の概要
うまく咲けないときは下に「根を張る」。現状を受け入れて、生きるためのメソッドが柔らかな言葉で記されている。投票理由では作者の穏やかな語り口に、勇気づけられたという声が多く、女性からの支持が集まった。

投票理由
「どんな環境であっても、環境のせいにするのではなく、自分自身が変わって周りを変えていく人になりたいと思った」(営業職/女性)
「現在の場所にいることの意味を考えさせられた」(ITエンジニア/女性)

10位 ロスジェネの逆襲(池井戸潤)


※初ランクイン
本の概要
テレビドラマにもなった『半沢直樹』シリーズの第3弾。銀行マンの半沢が子会社の東京セントラル証券に出向した、ドラマ版最終回以降の物語が書かれています。エンターテインメント小説としても楽しめると同時に、仕事に立ち向かう半沢らの姿勢に多くの共感を集めている。

投票理由
「仕事をしていく上での姿勢・大切なことを考えるきっかけとなった」(販売・サービス職/男性)
「仕事観を改めて見直すことができた」(営業職/男性)

世界中で何十年間も読まれ続けているベストセラー本から、最近ヒットした本まで幅広く登場した今回のランキング。20代に限らず幅広い世代に支持されている本がほとんどです。まだ読んだことがないという本があれば、ぜひこの機会に読んでみてはいかがでしょうか? どの本から読めばよいか迷っている方は、いつの時代でも通用する普遍的な考え方・生き方を学びたい場合は前回の調査でもトップ10にランクインしている本、今の時代に必要な要素を学びたい場合は初ランクインの本から、投票理由に共感できるものを選んでみることをおススメします。

↓↓↓調査結果はこちら


※この記事は2014/02/18にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています

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