「はたらくことは、暇つぶし」人気YouTuber・かの/カノックスターが考える、“自分らしいはたらき方”

2018年7月から動画配信を始め、2020年4月現在、80万人ものチャンネル登録者数を獲得しているYouTuber〈かの/カノックスター〉さん。独自の表現やオリジナル言語で、他のYouTuberには見られない世界観へと視聴者を導く彼に、「はたらくこと」について聞きました。インタビュー後編では、かのさんにとって「はたらくこととはなにか?」について迫ります。

f:id:doda-media:20200420024646j:plain

※インタビュー前編はこちら

悩んでいても評価は変わらない。「嫌いになってもいいかな」レベルの仕事の方がやりやすいこともある

――YouTuberに対する評価は他と比べて見えやすいからこそ、うまく評価が得られずに落ち込むこともあるかと思います。そんなとき、どのように思考を切り替えているんですか?

かの:切り替え方か……。そもそも僕自身がなかなか切り替えられないタイプなんです。でもいつも「まあ、こんなもんでしょ」って感じで軽く考えるようにしています。「ずっと悩んでいても変わらない」って思うように心掛けてますね。それよりも、すぐ次に活かせることを考えるようにしている感じです。

――次回、また違う評価が得られればいいですもんね。

かの:そうですね。悩んでてもしょうがないんで。

――昨今は「好きなことを仕事にしよう!」といった思想が広まりつつあります。その一方で、好きなことを仕事にできず劣等感を抱いてる人や、それでも好きじゃない仕事を頑張っている人もいます。かのさんはそんな人達にどんなアドバイスを送りますか?

かの:アドバイスって言われると難しいですね……。自分がそういう立場になったことないから軽いこと言えないですし(しばらく考える)。

いま僕はモッパン系(飲食する様子をコンテンツにしたもの)の動画を中心にあげてますけど、本来やりたかったことは旅行してそれを動画にすることでした。実際に投稿し始めたときは旅行の動画もあげてましたし。

もちろん、食べることも好きなんですけど1番ではなく2、3番くらいです。ただその方がよく見られていたので、続けているというか。

f:id:doda-media:20200420024743j:plain

――そうだったんですね、ということは1番好きなことが仕事じゃなくても別にダメじゃないってことですかね。

かの:そうですね。「嫌いになってもいいかな」レベルの仕事の方がやりやすいんじゃないかなと思います。

――どうしてですか?

かの:1番好きなことを仕事にして上手くいかないと、気持ち的にも余計に落ち込んでしまうと思うんです。逆に「ある程度好き」くらいのことを仕事として選んでいれば、もし失敗しても気を張らずに次へ進みやすい気がします。

――確かに。「本気でこれしかない、これが大好き!」レベルのことを仕事に選んで失敗したら本当に行き場がないかもしれないですね。

かの:そうなんですよね。しかもその好きなことが嫌いになっちゃう可能性もありますし。

――1番好きなことを趣味にすれば評価も気にならなくなりますし、そのために仕事も頑張れそうですね。

かの:そうですね。趣味は趣味で思い切り楽しめた方がいいと思います。

――ちなみに、モッパンの動画が増えたのはそういった理由からですか?

かの:というよりも、旅行先でなにかを食べるって動画をあげたときにすごく反応が良かったんです。だから試しに一つ食べるってことだけに焦点をあてた動画を作ってみたら、やっぱり反応がすごくて。それを経験してから「家で撮った動画を出してもいいんだ!」って気持ちに変わってきたんです。気持ちが軽くなったんですよね。

――動画のジャンルを変えたことで、気を張らずに動画を撮ることができるようになったんですね。

かの:そうなんです。

はたらくことは、「成長」と「暇つぶし」

――では最後に。かのさんにとっての「はたらくこと」を一言でズバッと表してください。

かの:はたらくことを一言で……はたらくこと……。難しいな。「成長」ですかね。

――なるほど!

かの:いや、「暇つぶし」かも……(笑)。

――(笑)。「暇つぶし」もすごくいいですね!

かの:こんなこといったらまずいのかな……?

――いや、二つの温度差が絶妙にいいです! どちらも理由を聞きたいんですけど、いいですか?

かの:はい。まず「成長」に関してなんですけど、きっとYouTubeをやってなかったら、こんなにたくさん話せるようにはならなかったと思うんです。普段からそんなに話す方ではなかったので。あと最近は自分が持つ影響力も日々増してきてるなと感じています。簡単に手に入るものじゃないからこそ、少しずつ成長してるんだと思いました。

――性格や考え方にも変化はありました?

かの:ちょっと闘争心は強くなってきたかもしれないです。負けず嫌いにはなったかもしれません。

――なるほど。もともとはそうでもなかったんですか?

かの:そうですね。負けても「別にいいや」って感じでしたけど、最近は悔しさがにじみ出るようになりました。

――ではもう一つ。暇つぶしに関してはいかがですか?

かの:なんで「暇つぶし」って言ったかというと……、そもそも暇つぶし程度にはたらいているつもりは全く無いんですけど、それくらいの軽い気持ちで普段から取り組む方が、自分らしさを最大限表現できるのかなと思うんです。「○○しなきゃいけない」「失敗はダメだ」みたいに気負いすぎてると自分らしくなくなる、動画もわざとらしくなっちゃう気がして。

f:id:doda-media:20200420024845j:plain

――かのさんにとって、はたらく上では肩の力を抜くことが大切ってことですかね。一般企業で働くにも通ずるところがあるかもしれませんね。

かの:そうですね。仕事によって背負っているものは違うと思うんですけど、自分らしさを最大限表現して、いつも通り仕事をするためには、肩の力を抜いて暇つぶしくらいの軽い気持ちで考えるのも大切だと思います。

――では、かのさんのYouTuberとしての展望・目標を教えてください!

かの:まずはチャンネル登録者数100万人が目標です。でもそこから200万人……かな?

――他にやりたこいことはありますか?

かの:いまは特にないんですけど、YouTubeで生活できなくなったときの収入源はいまのうちに確保しておきたいなという気持ちがあります。いま探っている感じですね。

――では、いまは200万人の登録者数を目指しつつ……。

かの:やっぱ150万でもいいですか?

――いやいや! そこは目標を大きく!(笑)

かの:ですよね(笑)。

f:id:doda-media:20200420024916j:plain

【プロフィール】
かの/カノックスター●2018年7月に動画配信を開始し、1年弱という期間でチャンネル登録者数60万人越えを達成しているYouTuber。毎回様々な料理を作っては豪快に食べまくる動画で、女性ファンを中心に多くの人気を集めている。

取材・文=トヤカン
写真=ウエマリキヤ
編集=五十嵐 大+TAPE

【関連記事】
イケメンYouTuber・かの/カノックスターが貫いてきた、はたらく上でのこだわり 
はたらく上では“負担”を半分に分け合いたい。男女2人組YouTuber・パパラピーズのこだわり
「はたらくことは、自分磨きだと思う」。人気YouTuber・パパラピーズが考える、はたらく意味

page top