イケメンYouTuber・かの/カノックスターが貫いてきた、はたらく上でのこだわり

芸能人も数多く参入しはじめたYouTuberの世界。この世界で輝くためには、他にはない個性や独自性が求められるといっても過言ではないでしょう。そんなYouTuber界で今、独特の個性を放ち、新しい路線を生み出し続けているのが、イケメンモッパン系YouTuber〈かの/カノックスター〉さん。動画内で使われる「アマクテー」「アーラオイシッ!」などのオリジナル単語は、視聴者の心をつかみます。そんなかのさんに「はたらくこと」について、インタビューを敢行しました!

f:id:doda-media:20200420023209j:plain

ずっと何かで有名になることが夢だった

――早速ですが、かのさんがYouTuberになろうと思った経緯を教えてください。

かの:中学生の頃からYouTubeがすごく好きで、よく見ていたし、いつか自分でもやってみたいなと思っていました。あと僕、就職活動しなかったので結構時間に余裕があったんです。それで「やるしかないだろ」ってやってみたのがきっかけでした。

――かのさんの中学生時代というと、まだYouTuberと呼ばれる職業がなかったときですかね?

かの:そうですね、ヒカキンさんがチャンネル登録者数3万人くらいの頃だったと思います。その時からずっと見ていて「爽やかなお兄さんが楽しそうに暮らしてるなー」って思ってたし、憧れもありました。あと海外のCasey NeistatさんっていうYouTuberにも憧れていて、動画を出し始めた頃は、彼の編集技術を取り入れていましたね。

f:id:doda-media:20200420023429j:plain

――憧れていたというのは、やはりご自身も「YouTuberになる」という明確な夢があったからですか?

かの:明確にはなかったです。でも、ずっと何かで有名になりたいなという気持ちはありました。バスケットボールをしていた時はバスケ選手を目指していたし、テレビをよく見ていた時は、テレビに出たいなと思っていました。

――就職活動をしなかったのはYouTuberになるためですか?

かの:いや、就職活動しなかったのは、卒業後に海外の大学で勉強したかったからです。でも同時にYouTubeの配信が波に乗っちゃって。そのままの流れでYouTuberになったんです。

――YouTuberという職業の選択は、他の人と違う道を選ぶことだと思うのですが、そこへの不安はありませんでしたか?

かの:意外と僕、不安とかをあまり感じなくて。昔から「いけるだろう」と思ったらサッと決めてしまうんです。

――なるほど。その不安がないというのは「失敗しても次を探せばいい」というパターンと「根拠なく成功するだろう」というパターンのどちらからくる気持ちですか?

かの:えっと、根拠のない自信ですね(笑)。失敗しないための予防策とか、何も考えてなかったんで。昔からいきあたりばったり……みたいな感じです。

はたらくことが生活の一部になっている

――かのさんが、YouTuberとしてはたらく上でこだわっていることはありますか?

かの:こだわっていることでいうと、毎日何かしら動画に関する作業をするようにしてます。編集でも企画でも撮影でも。何かしらやっていないと、僕の場合はすごく焦ってしまうんですよね。

――すごい……。休みたいとは思わないんですか?

かの:丸1日休みたいとは、あんまり思ったことがないですね。

――それは、はたらくことが楽しいからですかね?

かの:楽しいですし、生活の一部というか習慣になっているんだと思います。あと周りのYouTuberがみんな頑張っているので、刺激を受けているのかもしれないですね。僕も頑張らなきゃ、みたいな。

f:id:doda-media:20200420023540j:plain

「いける」と思って出した動画の再生数が伸びる。この瞬間が最高にうれしい

――かのさんが、はたらく中で手応えを感じる瞬間はどんなときですか?

かの:僕の動画を見てくださっている視聴者さんって、コメントを下さる方が多いんです。それってつまりは、反応したくなるような動画を作れているということなのかな、と。それは手応えになっていますし、素直にうれしいです。

あと最近だと……YouTuberとして企業案件をいただくことが増えたことで手応えを感じています。

――確かに。存在感が認められたというか、「売れてきたかも」って思いますか?

かの:認められたという実感はあるけど……、売れてきたとは思ったことないです(笑)。まだまだでしょう。

――すごく謙虚ですね(笑)。そんなかのさんが、はたらく上で楽しいと感じる瞬間、つらいなと感じる瞬間はどんな時ですか?

かの:楽しいなと思うときは「これ、いけるだろう」って思って出した動画の再生数が思い通りに伸びたときですかね。これはとてもうれしい。でも最近は「いける」と思って出した動画が全然伸びないことも増えてきて。これはちょっとつらい瞬間ですね。

はたらくイメージ=やっただけ評価されるもの

――かのさんは「はたらくこと」に対してどのようなイメージを持っていますか?

かの:どういうイメージ……。大学生の頃とかは、アルバイトしかしてなかったし、今みたいに自分で稼いでなかったので「なんとなく、キツイ」っていう印象でしたね。でもYouTuberになってからは、評価される分だけ成果が得られるようになったので少しずつ印象が変わっています。

――やっただけ評価されるとうれしいですよね。

かの:そうですね。頑張った分、評価や結果がついてくると、はたらきがいを感じます。

インタビュー後編はこちら↓
「はたらくことは、暇つぶし」人気YouTuber・かの/カノックスターが考える、“自分らしいはたらき方”

f:id:doda-media:20200420023651j:plain

【プロフィール】
かの/カノックスター●2018年7月に動画配信を開始し、1年弱という期間でチャンネル登録者数60万人超えを達成しているYouTuber。毎回様々な料理を作っては豪快に食べまくる動画で、女性ファンを中心に多くの人気を集めている。

取材・文=トヤカン
写真=ウエマリキヤ
編集=五十嵐 大+TAPE

【関連記事】
「はたらくことは、暇つぶし」人気YouTuber・かの/カノックスターが考える、“自分らしいはたらき方”
はたらく上では“負担”を半分に分け合いたい。男女2人組YouTuber・パパラピーズのこだわり
「はたらくことは、自分磨きだと思う」。人気YouTuber・パパラピーズが考える、はたらく意味
「他人からの評価なんてどうだっていい!」お友だち系YouTuber・そわんわんが考える“はたらくこと”

page top