バーチャルオフィスから銭湯まで。話題の「オンライン〇〇」7つを紹介!

新型コロナウイルスの影響による外出自粛が続く中、自宅にいながらできる「オンラインビデオサービス」を使ったコミュニケーションの需要が急増しています。オンライン飲み会をはじめ、ユニークな「オンライン〇〇」が各地で登場! そこで今回は、定番からアイデアが光るモノまで「オンライン〇〇」を7つピックアップしてご紹介。これを見れば、さらなるサービスの活用法を発見することができるかも⁉

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自宅時間を有意義に! 7つの「オンライン〇〇」とは?

オンライン飲み会

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もっとも気軽なオンラインビデオツールの使い方が、ネット上で映像と音声をつなぎ飲み会をする「オンライン飲み会」。筆者の周囲でも、毎日のように開催されています。

友人同士の気軽な飲み会なら、LINEやMessengerのビデオ通話でも問題ないでしょう。これらのSNSで使えるかわいらしい動物などのエフェクトを使えば、より場が和むはず。

「画面越しにカンパイするのが、とても新鮮でした。2時間たっぷり喋って、会えなくなってしまった友達の近況を知れたのはすごく良かったです。」(30代・女性)

ホワイトボードや画面共有などの機能を使いたい場合は、ビジネスシーンでも活用されているZoom、Remo、Microsoft Teams、Google ハングアウトなどを活用してみるのもアリかもしれません。

オンライン商談・インタビュー

多くの企業で導入され始めたリモートワークに伴い、「オンライン商談・インタビュー」も盛んに行われているよう。筆者も何度もオンラインインタビューを経験しましたが、通信環境さえ整えられれば非常に便利です。

一方で、「相手の反応がわかりづらい」「熱量が伝わりづらい」といった課題も。それに対して、世間のビジネスパーソンは紙資料をうまく使う、リアクションや話し方に気をつけるなど、さまざまな配慮を行うことで、対面と変わらないレベルの商談に近づけられているようです。今後はこのスタイルが主流になるかも!?

バーチャルオフィス

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テーブルを自由に移動できるオンラインツール「Remo」の特性を生かした、バーチャルオフィスの取り組みをする人も。

主催者は、フリーライター・ブロガーの奥野大児さん。各テーブルに「会話席」「集中作業席」「オンライン飲み会席」といったテーマを設け、各自好きなテーブルに着席するスタイルで開催したそう。斬新な試みへの反応は?

「様々な企業やビジネスパーソンがスペースを共有しながら独立した仕事を行うコワーキングスペースで得られるような、『近すぎず、遠すぎず、1人で作業をしていても近くに人がいる感覚』を自宅作業中にも得られたらと思い、SNS上の友人限定で参加者を募って開催したところ、『ログインすることで仕事のスイッチを入れられた』『昼寝が減った』『会話がしやすい』といった声が聞かれ、参加者のニーズを満たせたのは良かったです。システム面でいうと、テーブルごとに参加者が決められない、参加者が課金できないなど、機能的にはまだ不十分ですが、参加者が増えれば、オンラインコワーキングとしての可能性は十分あると感じました」(奥野さん)

自宅作業中、「1人ではなかなか集中できない」「作業の合間に雑談相手が欲しい」と感じている人は、一度試してみる価値がありそうですね。

奥野大児さん

オンライン似顔絵

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対面サービスからオンラインに切り替えて、お客様の似顔絵を描いているという似顔絵アーティストの大町琴和さんは、新たな取り組みにより意外な発見があったといいます。

「15〜20分ほどテレビ電話をしながら、相手の似顔絵を描いているのですが、対面と遜色ないサービスを提供できることがわかりました。インスタを使ってのライブ配信では、描いている手元をカメラで映すことで描かれているお客様だけでなく、大勢の方が見て楽しむこともできますし、コメントで質問やコツを伝えながら描くことで、多くの方を巻き込めるという発見がありました。

お客様の反応もとても良く、『似顔絵を描いてもらいながら会話することが息抜きになっている』という嬉しいコメントもいただきました。引き続き、この活動を続けていきたいです」(大町さん)

お好みで手書きとデータを選んで、郵送、またはデータで似顔絵を送付しているそう。自宅待機になっている子ども向けのコンテンツとしても、喜ばれるかもしれませんね。

▶似顔絵ショップ「cotontoco

オンラインパン焼き会

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自宅にいる時間が増えたことで、「おいしいものを作って食べたい」「料理の腕を上げたい」という方にオススメなのが、「オンラインパン焼き会」。エッセイストの紫原明子さんが主宰する「もぐら会」のメンバー20人で開催したとのこと。参加者の1人である馬場澄礼さんに感想を聞きました。

「画面越しにフォカッチャの作り方をレクチャーしてもらいました。パン作りって時間がかかるので、生地をこねたり発酵させたりしている間に会話も楽しめて、一石二鳥でした! 同じタイミングで焼き上がるので、みんなで『いただきます』と挨拶して焼き立てを味わうことができて癒されました」(馬場さん)

「もぐら会」のメンバーは随時募集中とのことなので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!

もぐら会
紫原明子さん

オンラインラジオ体操

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リモートワークや自宅にいる時間が増えると、どうしても座ったままになりがち! ということで、オンラインビデオツールを活用して仲間と一緒にラジオ体操をすることで、健康維持に役立てている人もいました。先述の「オンラインパン焼き会」にも参加している馬場澄礼さんによると、身体を動かす習慣が付いて良かったとのこと。

「毎日8時と15時に、ラジオ体操の動画に合わせて黙々と身体を動かすという会なんですけど(笑)。在宅ワークで運動不足になりがちなので、体操の習慣ができてありがたいですね。ラジオ体操第2が思いのほか、難しくて苦戦しています」(馬場さん)

メリハリを付けるのが難しい自宅でのリモートワーク中に、時間を決めて運動を取り入れるのは気持ちの切り替えに役立ちそうですよね。過去に大ヒットしたビリーズブートキャンプも「令和版」として復活し話題を呼んでいるとか。YouTubeでもたくさんのフィットネス動画が見られるので、お好みを探してみては?

オンライン銭湯

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自宅フィットネス後の入浴にピッタリなのが、「オンライン銭湯」。銭湯のお湯が流れる様子や施設内の映像が、銭湯や温泉好きの人たちを中心に親しまれているようです。

動画を見た人からは、「(お湯の流れる)音を聞くだけで癒される」「温泉旅行に行けなくなってショックだったけど、行った気分になれそう」「お風呂でこの動画を流して目を閉じたら完全に銭湯!」などのコメントが寄せられています。1日の終りやリフレッシュしたいタイミングにもってこい!

このように、オンラインツールの活用はまだまだ可能性を秘めているといえそうです。同時にオンラインツールのさらなる進化にも期待したいところ。ぜひ、独自の「オンライン〇〇」を企画して、充実した自宅時間を過ごしてくださいね!

取材・文=小林香織
編集=野田綾子+TAPE

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