【Excel】掛け算の方法は3種類!*を使わない簡単な方法を紹介

突然ですが、Microsoft Excel(以下、Excel)で掛け算をするとき、どうやって式を作っていますか? 「*(アスタリスク)」で掛け算をしている方も多いのではないでしょうか。実はPRODUCT関数を使うことで、とても楽に掛け算をすることができます。そこで今回は、Excelの四則演算にまつわる関数をご紹介します。

【Excel】掛け算で「*」を使うよりずっと楽!複数のセルの掛け算にはPRODUCT関数を使おう

 

Excelの掛け算はPRODUCT関数を使うと時短になる

PRODUCT関数とは、指定した数値の積を求められる関数。もちろん「*(アスタリスク)」で数字をつなぐことでも積の計算は可能です。ですが、かける数の個数が多い場合には、いちいち手打ちしないとけないので大変ですよね。入力ミスにもつながりかねません。

そこでぜひ使っていただきたいのがPRODUCT関数です。使い方も簡単なので、知らなかった方はぜひ覚えておきましょう。

【PRODUCT関数の使い方】
基本の使い方はSUM関数とほぼ同じです。式は=PRODUCT(数値1,数値2…)」で定義されます。数値のところは離れたセルを選択してもいいですし、連続しているセルであればドラッグして範囲を指定することもできます。

Excelで「足し算と掛け算」を同時にする!?SUMPRODUCT関数とは?

さらに高度な関数にSUMPRODUCT関数というものがあります。式は=SUMPRODUCT(配列1,配列2,…)で定義されます。

この関数を一言で表すと「配列どうしの掛け算をして、その積の合計を計算する関数(SUMPRODUCT」です。これでもまだピンとこないと思いますので、以下のような例で考えてみましょう。

このような場合に「売上の合計」を計算するときには以下のように、まず列を追加してPRODUCT関数で各行の売上を計算します。そして、SUM関数で列の足し算をするのが一般的だと思います。

しかし、これをSUMPRODUCT関数で計算すると、各行の掛け算をすることなく1つの式で計算できるのです。掛け算したい列をそれぞれ指定すると、自動で各行を掛け算して合計してくれます。

 

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足し算、引き算、割り算のExcel関数ってあるの?

掛け算以外の足し算、引き算、割り算の関数はあるのでしょうか?

結論から言うと、単純な引き算の関数は存在しません(複素数や平方差などは存在しますが)。Excelで引き算をする場合は「=A1-B1」のように、「-(マイナス)」を使うしかありません。

足し算はご存じのとおりSUM関数が代表的ですよね。SUM関数の派生系には、SUBTOTAL関数SUMIF関数などがあります。それぞれ以下記事で解説していますので、ご覧ください。

【Excel】小計が含まれる表を計算するときに!SUBTOTAL関数の使い方、活用事例を紹介
【Excel】今さら聞けない? IF関数の使い方を覚えよう! IFを含む6つの関数も一挙紹介

割り算にまつわる関数は、QUOTIENT関数MOD関数があります。それぞれ割り算の「商」と「余り」を求めることができる関数です。使用頻度はあまり高くないと思いますので、頭の片隅においておく程度でいいかもしれません。

Excelの掛け算にまつわるQ&A

 最後にExcelで掛け算を使うときによく見られる疑問・質問にお答えします。知っておくと得するテクニックばかりなので、こちらもぜひ覚えておきましょう。

Excelの掛け算の疑問① 掛ける数を固定したいときはどうする?

たとえば、上記のように税込みの売り上げを計算したい場合。まず、ボールペンの消費税を計算すべく、E4セルに「=PRODUCT(D4,C1)」(売上×消費税率)と入力します。これをオートフィルでシャーペンや消しゴムにもコピーするのですが、このままでは正しく計算されません。

どうするかというと、E4セルに入力する式において、「C1」を絶対参照にする必要があります。「=PRODUCT(D4,C1)」の式内の「C1」にカーソルを合わせて、「F4」キーを押せばC1が絶対参照となります。そうするとオートフィルをかけても、C1セル(消費税率)が固定され、正しく計算できるようになります。

絶対参照やオートフィルに関しては、以下の記事でより詳しく紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。

【Excel】数式にエラーが出るのは「絶対参照」をしていないから! 相対参照と複合参照の違いとは?
【Excel】実は奥が深い「オートフィル」 あなたはどれくらい使いこなせていますか?

 

Excelの掛け算の疑問② 答えを四捨五入したいときはどうする?

小数を含む掛け算の場合、答えにも小数が含まれることがあります。答えを四捨五入したい場合は、ROUND関数を使いましょう。「=ROUND ( 数値 , 桁数 )」で定義され、数値には「四捨五入したい値」、桁数は小数点第一位を四捨五入する場合は「0」を入力します。こちらも詳しくは以下の記事で紹介しています。

【Excel】計算は合ってるのに合計が違う? そんなときに使える! 端数をまるめるROUND関数

 

Excelの掛け算の疑問③ 掛け算の答えの切り上げ・切り捨ては?

切り上げをする場合は「ROUNDUP関数」、切り下げをする場合は「ROUNDDOWN関数」を使います。基本的な使い方はROUND関数と同じです。

 

【Excel】計算は合ってるのに合計が違う? そんなときに使える! 端数をまるめるROUND関数

 

Excelの掛け算の疑問④ 計算式は合っているのに答えが合わない理由は?

「計算式は正しいはずなのに答えが合わない」「Excelの答えと電卓で計算した答えが違う」、そんなときには以下のような理由が考えられます。

・入力されているデータと見た目が異なる
・「表示桁数で計算する」にチェックが入っている
・端数処理の手順がおかしい

上記のように、実際に入力されている数値と表示されている数値が違うと、計算が合わないように見えてしまいます。答えがおかしい場合は、まず「小数点以下がどうなっているか」を疑いましょう。

また、「表示桁数で計算する」にチェックが入っていることで、計算が合わないこともあります。仮にチェックが入っていると、たとえば「入力値が1.3、表示値が1」となっている場合、その値は「1」として扱われてしまいます(表示されている値が優先されてしまう)。

「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」→「表示桁数で計算する」で設定ができるので、こちらも確認してみましょう。

 

【Excel】計算は合ってるのに合計が違う? そんなときに使える! 端数をまるめるROUND関数

 

たくさんの数を掛ける時にはPRODUCT関数を使おう

これまで「*(アスタリスク)」を使って掛け算の計算をしていた方は、ぜひPRODUCT関数を覚えておきましょう。SUM関数ほど知名度は高くないのですが、利便性はかなり高いと思います。

掛け算にしても、足し算にしても、なるべく関数を使ってシンプルな式にするよう心がけましょう。関数不使用で手入力するよりも、ミスが起きにくくなります。使える関数を増やしていくと自分の仕事がどんどん楽になっていきますよ。

【参考記事】
Excel(エクセル)記事まとめ
覚えておけば残業知らず!Excel時短記事まとめ
見づらい資料からサヨナラ!Excel資料作成記事まとめ
覚えて仕事を効率化!Excel関数記事まとめ
PowerPoint(パワーポイント)記事まとめ

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