仕事の責任も重くなる社会人5年目、どんな不満や悩みを抱いてる?

社会人5年目。30歳を目前にする人も多く、仕事、プライベート共にステージが変わり始める頃です。そんな社会人5年目の皆さんは、どんな悩みや不満を抱いているのでしょうか? まいにちdoda編集部では、社会人5年目のビジネスパーソン205人にアンケートを行いました。

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「給与・待遇」「仕事内容」に不満あり!より高いステージを求め始める社会人5年生

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【社会人5年目】

給与・待遇…33.7%
仕事内容…17.1%
人間関係…14.6%
労働時間(残業時間・休日など)…13.7%
勤務地…2.9%
その他…1.0%
特にない…17.1%

社会人5年目の皆さんに職場や仕事における不満や悩みについて聞いてみました。最も不満の元となっているのは「給与・待遇」で33.7%。具体的には「賞与は良いが月給が低い」「家族構成が変わってきたため、給料が重要」「退職金がないのに待遇も悪い」「残業時間分の給料が出ないにもかかわらず、毎日残業している」などの声が上がっていました。

2番目に多かった回答は、「仕事内容」で17.1%。
「今の仕事ではスキルアップできない」「現場により近いところで仕事がしたい」「定型的な仕事しかないので、他の業務を経験したい」などのコメントがありました。将来を見据えてのスキルアップや、より多様な業務経験を積みたいという、前向きなコメントが多く見られたのが特徴的でした。

社会人3年目のビジネスパーソンへのアンケートでは、不満・悩みの1位は「給与・待遇(29.6%)」、2位は「人間関係(21.4%)」という結果でした。

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【社会人3年目】

3年目と比べると社会人5年目の皆さんは、給与への不満が約4%増え(29.6%→33.7%)、人間関係の悩みは約7%減り(21.4%→14.6%)、仕事内容の不満が0.6%増えて(16.5%→17.1%)います。中堅として扱われるようになり経験も積んだため、先輩や上司からの注意は少なくなって人間関係の悩みは減ったけれど、より高い給与やより難易度の高い業務を求めるようになってきている、ということなのかもしれません。

それでは、この不満や悩みを解消するために、どんなことをしているのでしょうか?

不満や悩みの解消に、「家族・友人」への相談が増えるお年頃

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【社会人5年目】

ある…40.0%
ない…60.0%

社会人5年目の皆さんの給与・待遇、人間関係、仕事内容など8割以上がなんらかの不満や悩みを抱えているということですが、そのうちの6割の皆さんは、特に不満や悩みを解消するために行っていることはないようです。

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【社会人5年目】

家族や友人に相談…45.6%
上司や同僚に相談…20.6%
転職活動…10.3%
副業…7.4%
セミナーやイベントに参加…4.4%
その他…11.7%

不満や悩みを解消するために、「家族や友人に相談」と答えた人が45.6%、「上司や同僚に相談」と答えた人が20.6%という結果になりました。不満や悩みの解消には、誰か他の人の意見が最も参考になるということなのかもしれませんね。その他としては、「転職活動」(10.3%)、「セミナーやイベントに参加」(4.4%)、「副業」(7.4%)という結果に。会社の仕事以外に、社外での活躍場所や収入を得ることが、不満や悩みの解消につながっているようです。

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【社会人3年目】

社会人3年目の皆さんへのアンケートでは「家族や友人に相談」と答えた人が30.2%、「上司や同僚に相談」と答えた人が20.8%という結果でした。社会人5年目では「家族や友人に相談」する人が約15%も多くなって(社会人3年目30.2%→社会人5年目45.6%)います。これは、結婚などで家族構成が変わり、配偶者やその家族などにも相談をする機会が増えているということなのかもしれません。

転職理由で言いづらい…人間関係の10の正体

良好な人間関係には適度な距離感が重要

次に、社内の人間関係についても聞いてみました。

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【社会人5年目】

良い…21.0%
どちらかといえば良い…49.8%
どちらかといえば悪い…7.8%
悪い…7.3%
どちらともいえない…14.1%

「良い」と「どちらかといえば良い」を合計すると70.8%、「悪い」と「どちらかといえば悪い」を合計すると15.1%という結果になりました。

人間関係が「良い」と回答した人のコメントには、「程よい距離感と信頼関係が築けている」「適度にコミュニケーションが取れていて協力しあえている」「皆、気さくな方ばかりで対等に話ができるから」など、“程よく”“適度に”という言葉が目に付きました。
先輩、後輩、上司、部下と、さまざまな立場の人に囲まれている社会人5年目のビジネスパーソンが職場で良い人間関係を保つためのキーワードは“程よく”“適度に”なのかもしれません。

職場の人間関係が「悪い」人のコメントを見てみると「毎日誰かと誰かがもめている」「あまり関わりがなく、雰囲気がどんよりしている」などの声がありました。

そんな職場環境のなか、社会人5年目の皆さんには目標にしたい先輩や上司はいるのでしょうか?

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【社会人5年目】

はい…42.4%
いいえ…57.6%

約42%の人には、目標にしたいと思う先輩や上司がいるようです。
「専門的な知識が豊富で人当たりがよい」「家庭と仕事を両立していてワークライフバランスが整っている先輩」「人を育てることができる人」「子育てをしっかりしながらしっかり仕事をしている人」などのコメントがありました。

社会人3年目に聞いたアンケートでは「後輩・部下思いで仕事のできる先輩社員に憧れる」といった意見が目立ちましたが、社会人5年目の皆さんの回答では「後輩・部下の育成ができる」「ワークライフバランスが取れている」といった部分にフォーカスしているコメントが目立ちました。
社会人3年目と5年目では、職場で求められるものが変わってくると同時に、職場以外にも重要なものが増えてきている、ということなのかもしれません。

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【社会人5年目】

はい…43.4%
いいえ…56.6%

社会人5年目ともなると、先輩として後輩育成の機会が増えてくるようで、43.4%の人が後輩の育成に携わっているとのこと。
これまでの「育ててもらう」立場から「育てる」立場へステップアップしたことで、会社や職場、上司や先輩を見る目も変わってきているのかもしれません。これまで不満に思っていたことにも、上司や先輩なりの理由があったことが理解できたり……。

社会人5年目の皆さんに行った今回のアンケートでは、全体的に前回までに行った社会人1年目3年目の皆さんへのアンケートとは回答の質が変わってきていることが感じられました。後輩や部下を持つようになり、プライベートにも変化が表れ始める頃で、将来を見据え、仕事に対してさらに真剣にコミットするようになった人が増えているのかもしれません。
上司や先輩に導かれるのではなく、自分が後輩や部下を適度にリードし、職場をより働きやすい環境にしていこうとする、皆さんの前向きな姿勢を感じる結果となりました。

文=松村知恵美
編集=TAPE

■調査概要
実施期間:2020年7月16日~17日
手法:インターネットアンケート
モニター:Fastask
サンプル数:205名
対象:全国の25〜29歳の入社5年目社会人男女 会社員・公務員

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