リモートワークで残業は増えた? 減った? ビジネスパーソンのはたらき方はどう変わったのか

新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を受け、4月7日に発令された緊急事態宣言。外出自粛と人と人の接触の8割減が必要とされ、全国でリモートワークが広がっています。そこで今回、編集部ではリモートワークに関する実態調査を行いました。

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株式会社パーソル総合研究所が行った調査(2020年4月10~12日に全国2.5万人規模を対象に実施)によると、緊急事態宣言後、正社員のリモートワーク率は全国で27.9%。3月半ばの時点では13.2%だったため、1カ月で2倍以上に増加したそう。
出典:パーソル総合研究所 「新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する緊急調査」 第二回調査

では、実際にリモートワークをしてみて、どんな変化があったのでしょうか。25~34歳のビジネスパーソン225人にアンケートを行い、リモートワークで仕事に変化があったかまとめてみました。

リモートワーク中、就業時間に変更は?

リモートワーク中、就業時間に変更はあるのでしょうか?

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変更がある…43.1%
変更はない…56.0%
その他…0.9%

43.1%の人は就業時間に変更があったようですが、半数以上の人はリモート勤務中も就業時間に変更はないようです。「その他」には「もともと就業時間が決まっておらず、自由裁量」といった回答もありました。

リモートワークで残業時間は増えた? 減った?

それでは、このリモートワークで業務時間に変化はあるのでしょうか? リモートワークによって残業時間は増えたか減ったかを聞いてみました。

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大幅に増えた…12.4%
増えた…21.8%
変わらない…26.2%
減った…22.2%
大幅に減った…16.9%
その他…0.4%

「大幅に増えた」「増えた」という人は合計で34.2%。「大幅に減った」「減った」という人は合計で39.1%。残業が減ったと感じている人の割合の方が若干多いものの、約三分の一の人は残業が増えたと感じているようです。

このあたりは、やはり業務内容やサポート体制によるところも多いよう。「リモートワークではできることが限られているため、仕事が就業時間内におさまるようになった」というコメントもあり、出社して勤務している時より業務が少なくなっている人もいるようです。

また、リモートワークでは、かかってきた電話への対応や、同僚や上司から突然ヘルプを頼まれることもないため、自分の仕事に集中でき、残業の必要がなくなったというコメントもありました。

一方で、「ピンキリ。仕事のタイミングによっては(作業時間が)増える日もある」と回答している人もおり、リモートワークになったからといって「仕事が楽になったわけではない」ことがわかります。

効率的なリモートワークのために心がけていることは?

続いて、「リモートワークで不必要に長く働きすぎないように工夫していることがあるか」アンケートを行いました。集まったのは以下のコメント。

「時間をあらかじめ決めておき、その時間がきたらPCを閉じる」
「時間を区切ってそれまでに業務を終わらせるように、やるべき目標を定めて仕事をしている」
「集中して無駄を省く」
「昼食時間、小休憩などの休憩時間を決めて、それまでは仕事に集中する」
「キリのいいところでやめる。その日の業務終了の宣言をする」
「就寝時間自体を早くする」
「無駄な会話はしない」
「定時後の問い合わせは翌日に回す」

回答の中で多かったのは、「時間を決めて集中する」、そして「やるべき業務を終えたらその日は終了する」という意見。同僚や上司との会話などがないため、その分自分の業務のみに集中することができるということのよう。

今のうちにリモートワークの効果的な実践方法の確立を

コロナ禍というこの未曾有の事態の中で、多くのビジネスパーソンが体験することとなったリモートワーク。

本来なら今年7月から開催される予定だった東京オリンピックに向けて、従来から混雑緩和のためにリモートワークの準備を進めてきた企業もあれば、このコロナ禍で十分な準備をする時間もなく突然開始することになり、試行錯誤を重ねている企業も多いようです。

この緊急事態が収束した後も、リモートワークは主要な働き方の一つとなるはず。今のうちに試行錯誤を重ね、自分なりの効率的なリモートワーク実践方法を確立しておくとよいかもしれませんね。

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文=松村知恵美
編集=五十嵐大+TAPE

■調査概要
実施期間:2020年4月20日~21日
手法:インターネットアンケート
モニター:Fastask
サンプル数:225名
対象:全国の25〜34歳の男女 会社員・公務員

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