会議中、「パジャマ」の人が約◯%! 在宅ワーク時の服装、みんなはどうしてる?

突然始まったリモートワークの流れに、これまでとは違うことだらけで戸惑っている人も多いことでしょう。例えば、オフィスワークで定められていた服装規定。自宅で働く場合にも有効なのでしょうか? 在宅で働くことになった人たちに、本当のところを聞いてみました。

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株式会社パーソル総合研究所が行った調査(2020年4月10~12日に全国2.5万人規模を対象に実施)によると、緊急事態宣言後、1カ月で2倍以上に増加したという正社員のリモートワーク。
出典:パーソル総合研究所 「新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する緊急調査」 第二回調査

家から出ないとなると、ついラフな服装で過ごしたくなるところですが、オンライン会議などで同僚や取引先の人と画面越しに顔を合わせる機会がある人も多いでしょう。

そこで思い出されるのが、これまで多くの人が頭を悩ませてきたであろう「オフィスカジュアル」。

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オフィスにおいてさえ、そのボーダーラインの判断が難しいところがありましたが、こういった服装規定は果たして自宅でも有効なのか。

新たに浮上した「リモートワークでの服装の悩み」、みんなはどうしているのでしょうか?
25~34歳のビジネスパーソン225人にアンケートを行い、リモートワークでの服装について聞いてみました。 

「スーツ必須」「華美でないこと」「パーカー禁止」……さまざまある会社の服装規定

今回アンケートに回答してくれた人の中で、「会社で服装規定がある」のは全体の58.7%にあたる132人。

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ある…58.7%
ない…36.0%
わからない…4.9%
その他…0.4%

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どのような規定があるか具体的に聞いてみると、以下のコメントが集まりました。

「制服」
「華美でないこと」
「オフィスカジュアル」
「ビジネススーツ必須」
「男性はスーツ、女性はオフィスカジュアル」
「染髪禁止、ピアス禁止」
「スカート丈に規定あり」
「ワイシャツ着用」
「女性はパンプス着用」
「ワンカラーのパンプスおよびジャケットを着用すること」
「カジュアルすぎないもの。出張のときは女性もスーツを着る」
「ジーンズ・ミュール不可、シャツはボトムインすること、パンツは折り目があるもの」
「Tシャツ、ジーンズ、スニーカーなどのカジュアルな服装は禁止。男性はジャケットや襟付き、ハーフパンツ禁止。女性はそれに準ずる服装」

判断が難しいものから性別やTPOに合わせて細かく定められたものまで、さまざま挙げられました。

会社で定められている服装規定、在宅でも有効?

このような規定がある132人に「オンラインミーティングでも服装規定は適用されていますか?」と質問したところ、以下のような回答でした。

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適用されている…53.8%
適用されていない…40.2%
わからない…4.5%
その他…1.5%

会社で服装規定がある人のうち、約半数の53.8%がオンラインミーティングでも服装規定を有効とされているようです。

つまり、先の回答で「ビジネススーツ必須」「ジャケットを着用すること」と答えていた人たちの中には、自宅でもそれを守っている人も結構な割合でいるということなのです。

しかし在宅であれば、全身をくまなくチェックされるわけではありません。
スカートの丈や禁止されているジーンズなど、画面越しには見えない部分まで本当にきちんと守っているのでしょうか?

オンラインでの会議中、「パジャマ」の人が約18%!

オンラインミーティングに参加したことのあるみなさんに、どんな格好でオンラインミーティングに参加しているかを自由に回答いただいたところ、こんなコメントが集まりました。

「きちんとスーツで出る」
「ちゃんと取り組みたいので、おかしな格好はしない」
「社外とのやり取りの場合は、上だけはシャツとジャケット」
「画面に映る部分はわりとビジネスカジュアルだが、ズボンや靴下など見えない部分は適当な部屋着であることが多い」
「オフィスではスカートだが、オンラインミーティングの時はデニムも多い」
「下半身だけ、ど派手なズボンで出席したことがある」
「朝起きたままの格好」
「上スーツ。下はジャージ」
「下だけパジャマ」
「パジャマにノーメイク」
「着ぐるみ」
「音声のみで開催しているのでどんな服装でもOK」

規定通りの服装で臨んでいる人もいましたが、上はきちんと下半身は油断していると回答した人が過半数を占めました。そして最も多かった回答は、画面に映らない下半身のみも含めば、オンラインミーティングに「パジャマ(寝巻き)」で参加しているという回答。この質問に回答してくれた132人中の24人、18.1%がパジャマでミーティングしているというのです! なかには「重役が寝巻で出席した」というエピソードを教えてくれた人も。

しかし、パジャマで驚いている場合ではありません。
ごく少数ではありますが、「下だけ下着」で参加していると回答したツワモノもいたのです! 開放的な気分で、仕事が捗るのでしょうか。

 緊急事態宣言も解除され、徐々にオフィスワークが再開されている企業も多いようですが、「下だけパジャマで出勤してしまった」「久々にスーツを着ようとしたら、ボタンが留まらなくなってしまった」なんてことのないよう、心も体も引き締めておきましょうね!

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取材・文=まいにちdoda編集部
編集=末松早貴+TAPE

■調査概要
実施期間:2020年4月20日~21日
手法:インターネットアンケート
モニター:Fastask
サンプル数:225名
対象:全国の25〜34歳の男女 会社員・公務員

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